スノーピアサー

 

感想

本作はフランスのコミックを原作に作られた作品です。ポン・ジュノ監督の作品ですが、会話はほとんど英語です。

舞台は2031年とそれ程遠くない未来の地球。

温暖化が激しく進んでいた為に化学薬品を散布したら、今度は地球上全てが雪に包まれてしまったという設定です。

人はこの様な間抜けな事を本当にするのでしょうか?恐ろしくなります。

生き残った人類は仕方がないので皆1本の長い列車に乗り込み、そこで生活しています。

当然降りる事も出来ません。こんな世界はゾッとしますが、本作のゾッとするポイントはそこではありません。

 

この列車はスノーピアサーという名で、止まる事無く延々と走り続けている状態です。

当然列車の中で生まれた子供は、列車から降りた事がありません。

この様な状態だけでも悲惨ですが、更にこの列車の中の貧富の差が酷くて驚きます。

 

列車の前方に行けば行く程お金持ちの人達が住んでおり、後方には貧困層の人々が住んでいます。

パッと観ただけでも後方車両の不衛生極まりない薄暗い車内と、前方車両の高級感あふれる内装があまりにも違うので同じ列車だとは思えません。

また前方車両からやってきたメイソンと名乗る女大統領が、後方車両の貧困層の人々にする事があまりにも残酷で観ていられませんでした。

ちょっと観ているだけでも許せないと思う行為の連発です。

全てを全く平等にしろとは言いませんが、ここまで貧富の差を激しくする必要は何処にあるのかと思います。

 

本作はその様な不公平な列車の中で、後方車両にぎゅうぎゅうに押し詰められて乗っている貧困層の人達が、遂にはブチ切れ反乱を起こすというストーリーです。

貧困層の人々がメイソンに復讐するシーンは、痛快かつコミカルに描かれています。感想