チョコレートドーナツ

 

感想

メジャーかなと思いつつも意外と知られていないらしいこの作品。

実際にあったお話のようですね。

主人公は女装家でショーダンサーなのでいわゆる同性愛者です。

しかし子供に対する愛情は女性でもあり得ないほどの母性の持ち主でした。

近所の子どもが虐待されていたうえ、その母親は警察に捕まってしまい、その子供は行く先がなくなるわけです。

その子どもはダウン症という障害を持っている子供でなかなか健康な子どもと同じように育てることは不可能でした。

主人公も同性愛者という理由でこの子供を引き取ろうにも司法がなかなか許してはくれない状況でしたが、子どもと主人公の間には信頼関係ができお互いが生きている意味を見つけていくという根深い問題を投げかけてくる作品でした。

主人公も子供も世の中から偏見を持たれやすい立場にあるなかで一生懸命に生きていこうとする姿は劇場感動の涙であふれていましたが、現在でも起こりうる悲しいお話だなと私は思いました。

最後の結末はハッピーエンドではなかったですが、お互いに一緒に生活している時には幸せな瞬間にほっとする一幕もありましたが、基本問題が多く起こりすぎる題材なので、実際自分が直面したらきっと私も同じ行動をとったと思いますが、主人公のように一つの命に対して責任をもって接することが果たして可能だろうかと考えさせられる場面も沢山ありました。

ヘビーな内容ですが、中には笑える場面も多くあり、こういう問題に気軽にアプローチしやすいように仕上がっている作品と思います。

主人公と子供に感動させられる場面も多々ありますから、考えさせられるけども(考えずにはいられない)感動もでき、笑うこともできるなかなか個人的には評価の高い作品でした。感想