悪童日記

 

感想

第二次世界対戦の厳しい戦下で、両親と離れて、祖母の住む知らない村に預けられた双子が自分たちのルールに従い、暮らしていく姿を描いた映画。

観ていてすごく恐怖を感じる映画です。

私はホラーやサスペンス等も好きでよく観るのですが、それでもこのようにこわいと感じた映画ははじめてのように感じます。

 

祖母からの虐待や将校の小児愛行動等、双子は戦時下で、非常に厳しい環境におかれます。

戦争での戦いの様子の描写はないものの、戦時下だからこその人の行動という恐怖があります。

また、それを経験して生き抜いていくために、双子がどんどん厳しくなっていく様子もまた恐怖を感じます。なんというか、そのまま悪い意味で誰もまともな人が出てきません。

 

双子に対しても、虐待等を受けていることに同情を覚えはするものの、双子側に立って味方として映画を鑑賞することは私には難しいものでした。

双子も例に漏れず、まともではなく、後半にいくにつれ、どんどんまともではなくなっていくからです。

もちろん、戦争中なので、仕方がないことではあるとは思うのですが…。

 

鑑賞後、反戦を覚えはしましたが、それは双子に対する同情や悲しさという感情よりも、圧倒的に恐怖でした。

こんなモンスターを生み出してはいけないという恐怖。

戦争映画というよりもホラー映画に近いものがあります。

こういう形で反戦を唱える映画は珍しいものです。

また、双子が非常に顔が整っており、その2人が厳しくなっていくという内容は、関心を強く持つ方もいるかと思います。

ぜひ一度見てほしい映画です。感想